Micro-CT / 3D X-Ray Microscope

X4 POSEIDON

独創的な3D X線イメージング

モジュール式卓上型ソリューション

新しいクラスの卓上型3D X線顕微鏡

X4 POSEIDON
X4 POSEIDON
Modular.
お客様の分析ニーズに合わせたモジュール式システム
Effective.
2 µm大の細部の様子も鮮明なコントラストで解像
Accessible.
わかりやすいワークフローと直感的なユーザーインターフェースにより、迅速かつスムーズな作業が可能
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マイクロCTと3D X線顕微鏡の未来

X4 POSEIDONは、コンパクトなベンチトップ型でありながら、床置き型の機能を備えたパワフルなマイクロCT装置です。

マイクロCTは、3D X線顕微鏡(3D XRM)とも呼ばれ、バイオメディカル、ライフサイエンス、マテリアルサイエンスにおいて、サンプルの詳細な3D画像を提供する高度なイメージング技術です。

X4 POSEIDON - 概要

X4 POSEIDONは、定評のあるSKYSCAN 1272およびSKYSCAN 1275システムの成功を基に開発された、最先端の高解像度3D X線イメージングシステムです。

X4 POSEIDONのモジュール式ハードウェアとユーザー中心のソフトウェアは、どのような分析タスクにも対応できます。また、フラッグシップ・テクノロジーにより、視野、倍率、スキャン時間のバランスに優れています。これは、 高速スキャンを可能にし、広範な範囲を2μmの分解能でスキャンします。 

X4 POSEIDONは、2つの検出器を組み合わせることで、世界初のマルチビジョン・ベンチトップ3D X線顕微鏡ソリューションを実現しました。先進の取得アルゴリズムと独自のGEM Plus™機能により、すべての3D画像が最適に取得されます。

X4 POSEIDONは、わかりやすいワークフロー、直感的なユーザーインターフェース、多言語対応など、比類のない使いやすさを提供する、先進的なシステムです。

X4 POSEIDONは、標準的な電源と実験用の作業台があればどのような実験室にも設置でき、高品質で非破壊的な3Dイメージングを誰でも、どこでも実現できます!

Discover the X4 POSEIDON - Benchtop X-ray microscopy for everyone.

進化するモジュール式卓上システム 

X4 POSEIDONはモジュール式の3D X線顕微鏡です。ニーズの変化に応じて装置のアップグレードが可能で、技術の進化に応じて新しいコンポーネントを簡単に組み込むことができます。

X4 POSEIDONは、ユーザーエクスペリエンスを向上させるプレミアム機能を数多く備えた、スタート時点から包括的なソリューションです。

基本構成には、実績のある反射型X線源と汎用性の高いフラットパネル検出器が含まれています。これらの構成部品により、システムは分解能を損なうことなく、卓越した広視野と鮮明なコントラストでの超高速スキャンが可能となります。

X4 POSEIDONは、多くのユーザーがいて研究開発の分野が多岐にわたるラボの場合でも、特定の産業プロセスに限られる場合でも、非破壊、定性的、定量的な3D解析の性能を最大限に発揮します。

The X4 POSEIDON - モジュール式卓上型3D X線顕微鏡

GEM Plus™: イメージングにおける究極の柔軟性

X4 POSEIDONは、Best-Scan-GeometryとMulti-Visionを併用し、Geometric Magnification Plus(GEM Plus™)を搭載することで、究極のフレキシビリティを卓上サイズで実現します。

サンプルをX線源と検出器の間で動かすことで、視野と分解能のバランスをとることができます。Best-Scan-Geometryを使用すると、検出器を連続的に移動させることも可能となり、同一の倍率で、サンプルの特定のサイズに対し理想的なコーンビームを利用できるため、スキャン時間の短縮に貢献します。

GEM Plus™ は、Multi-VisionとBest-Scan-Geometryをベースに構築されており、分解能、スキャン速度、視野の完璧なバランスが実現します。

GEM Plus™を搭載しており、サンプルをX線源等検出器の間で動かすことで、視野と分解能のバランスをとります。

Multi-Vision: 高速かつ高解像度の3Dイメージングを実現するデュアル検出器技術

X4 POSEIDONは、唯一の“真のマルチ検出器”を搭載した卓上型XRMソリューションです。多用途のフラットパネル検出器や、高分解能のsCMOS検出器、またはその両方を搭載できます!

ニーズに合った理想的な検出器を選択するには、測定視野、分解能、スキャン時間のバランスを考慮する必要があります。スキャン時間を最も重視する場合は、フラットパネル検出器が最適です。一方、最高の分解能を求める場合は、sCMOS検出器が理想的な選択肢となります。

Multi-Visionがあれば、どちらも一度に実現します!

フラットパネル検出器

X4 POSEIDONのフラットパネル検出器を使用したヒトデのマイクロCTイメージング/3D XRM。サンプルの相対的な位置決めにより、最大視野または最大倍率を得ることができます。

sCMOS検出器

X4 POSEIDONのsCMOS検出器を使用したヒトデのマイクロCTイメージング/3D XRM。サンプルの相対的な位置決めにより、最大視野または最大倍率を得ることができます。

Brilliant X-Ray Power

X4 POSEIDONは、最新世代のマイクロフォーカスX線源に対応しています。このプラットフォームは、お客様のニーズの変化に応じて、ソースをオンサイトで交換することができます。

反射型X線源

反射型X線源は、最大エネルギー100kV、出力20WのX線ビームを生成します。この産業グレードのX線源は、多数のユーザーが使用する施設や検査ラボ、スクリーニング環境などで活躍するソリューションとして最適です。

透過型X線源

透過型X線源は、2μmの焦点サイズを実現し、高分解能データを得る場合に理想的な研究ソリューションです。最大エネルギーは110kVで、より高密度でサイズの大きなサンプルにも適用できます。

3D解像度保証

すべてのブルカー3D X線顕微鏡には、独自の3D分解能保証が付いています。2Dおよび3Dの分解能性能は、工場での校正時に業界標準のJIMA 2Dおよび3D QRMファントムでテストされ、文書化されます。設置後、2D JIMA測定を繰り返すことで、現場での性能が保証されます。

透過型X線源とsCMOS検出器で撮像された解像度チャート
透過型X線源とsCMOS検出器でスキャンされた3D QRMスタンダード3D再構成ボリューム(左上)、抽出スライス(下)、強度プロファイル(右上)

生産性とスループットの向上

X4 POSEIDONは、15ポジションのサンプルチェンジャーにアップグレード可能なため、機器の稼働を最大化し、作業者の操作を最小限に抑えることができます。

コンパクトなサンプルチェンジャーは、扱いやすいように機器の前面に配置しました。各ポジションの状態はLEDで表示され、動作中でもサンプルの追加や交換がいつでも可能です。サンプルのスループットは、インテリジェントローディングアルゴリズム(特許出願中)により最適化されています。

各ポジションは直径50mm、高さ80mmまでのサンプルに対応しています。小さなサンプルは縦に積み重ねてまとめることで、サンプル数を増やすことができます。

サンプルチェンジャーを設置したままでも、大きなサンプルや特殊ステージを設置する際の動きが妨げられることはありません。

15ポジションのサンプルチェンジャー 

4D-CT: Flawlessly Integrated

高性能なX線源、検出器の速度効率、可変ジオメトリ、高度なスキャンモードによりスループットが向上し、独自の特殊ステージを使用したin situ 4D実験の新たな可能性が拓かれます。

ブルカーの材料試験ステージでは、最大4400Nの圧縮試験と最大440Nの引張試験を行うことができます。加熱・冷却ステージは、周囲温度より30℃低い温度から最大80℃まで対応可能です。すべてのステージがソフトウェアとハードウェアに統合されているため、ケーブルは不要です。

ケーブルフィードスルーはエンクロージャ内に格納されており、カスタムステージやサードパーティのステージも使用できます。

加熱・冷却ステージで4D実験が可能になります。

3DxSUITE Software - 測定・解析のターンキーソリューション

直感的でシンプルでありながらパワフルな3DxSUITEソフトウェアは、内部にあるものを見たいという思いを駆りたてる設計になっています。ユーザー中心設計であるため、慣れていない人でも簡単に画像処理をスタートすることができます。

  • ハードウェアとソフトウェアを簡単に拡張できるアーキテクチャ
  • ユーザーおよびデータの管理
  • 適応性がありフレキシブルなグラフィックユーザーインターフェイス
  • 多言語対応
  • 3D観察、可視化、数値解析などは標準対応
  • 位相回復アルゴリズムにより、標準的な吸収コントラストでは見えない特徴も明らかに
  • 高度なスキャンアルゴリズムを搭載
直感的に操作できる3DxSUITEソフトウェアにより、初心者でもマイクロCTや3D XRMを簡単に扱うことができます。

あらゆる用途に対応する3D X線イメージング:See What Lies Beneath

ヒトデのマイクロCT画像 - X4 POSEIDONを使用した3D X線イメージングでは、試料の内部構造をマイクロスケールの分解能で3次元的に見ることができます。

百聞は一見にしかずですから、顕微鏡ほど普及している分析技術はありません。可視光、電子、あるいは原子レベルを見ることができるカンチレバーなど、いずれを使用するにしても、そのプローブの先は表面に限定されます。

X線顕微鏡(XRM)は、顕微鏡レベルの世界を非破壊で三次元的に可視化し、内部構造を明らかにするパラダイムシフトです。

XRMは顕微鏡に三次元の視点をもたらします。

マテリアルサイエンスの3D X線顕微鏡

X4 POSEIDONは汎用性が高いため、新素材の研究開発からハイテク電子部品や光学部品の故障解析まで、幅広い材料科学アプリケーションに使用できます。

詳しくは、マテリアルサイエンスのアプリケーションページでX4 POSEIDONの測定例をご覧ください。

ライフサイエンスのMicro-CTイメージング

X4 POSEIDONは、高解像度で非破壊のマイクロCTイメージングを可能にする、ライフサイエンス分野の強力なツールです。このシステムはベンチトップ型であるため、マイクロCT解析から得られる貴重な知見は、あらゆるバイオメディカル・ラボに役立ちます。

X4 POSEIDONの詳細と測定例は、ライフサイエンスのアプリケーションのページをご覧ください。

X4 POSEIDON 技術仕様

特徴 仕様 利点
X線源                 

反射型X線源

Up to 100 kV, 20 W

< 5 µm spot at 4 W

メンテナンスフリーの密閉型X線源 

品質管理と4D XRMのための高速スキャン

透過型X線源

Up to 110 kV, 16 W

< 2 µm spot at 2 W

小焦点で高解像度
X線検出器 16 MP sCMOS (4096 x 4096 pixels) 最高の解像度を実現するファインピッチ検出器
7MP Flat Panel (2800 x 2400 pixels) 高スループットのための高フレームレート検出器
対象物のサイズ 直径110mmまで 多様なサンプルサイズに対応

高さ300mmまで

サンプルチェンジャー

15ポジション

(1ポジションあたり直径50mm、高さ80mmまで)

ハイスループット

自動サンプルシャッフルで効率アップ

現在のスキャンを中断することなく、いつでもサンプルの追加/取り出しが可能

装置サイズ

幅 1250 mm x 奥行 604 mm x 高さ 690 mm

重量 350 kg

どんなラボにもフィットする省スペース卓上型システム
電源 100 - 240 V AC, 50 - 60 Hz, 3A max 標準的な壁面コンセント使用可能

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サービス&サポート

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