ブルカーから2009年に発表された世界初のAFM用自動画像最適化技術であるScanAsyst®は、AFMを始めたばかりのユーザーであってもエキスパートレベルの画像を迅速、そして確実に取得できる利点があり、エキスパートを必要とした当時のAFMにとって革新的な技術でした。ScanAsyst®の進化型であるScanAsyst Plusは、エキスパートも手放せなくなるほど格段に使いやすく、自動化されたインテリジェントなアルゴリズムを持ち、PeakForce Tapping®、TappingMode™、コンタクトモードを含むすべてのトポグラフィモードに利用可能です。常に先進的なブルカーAFMの真価を発揮するばかりか、誰でもAFMのエキスパートレベルの画像取得可能にしました。
特許出願中であるScanAsyst Plusのスマート機能は、画像品質を継続的にモニターし、スキャンパラメータを自動で最適化します。この機能を用いるユーザーは、様々な特定の操作モードやサンプルに応じたパラメータ調整の手間が省けるだけでなく、ユーザーの経験やイメージングモードに関係されないエキスパートクオリティの高解像度イメージングが可能で、学術研究からインダストリーにおける計測に至るまで幅広く活用いただけます。
ScanAsyst Plus の特長:
疎水性ポリプロピレン膜(セルガード)のモルフォロジー:LiBのセパレータに使用される疎水性ポリプロピレン膜(セルガード)では、セルガードのラメラとファイバーが交互に並ぶ様子が観察されました。
RTESPA-300プローブTappingMode(ScanAsyst Plus使用)。画像サイズ3 x 3 μm。appingMode, using an RTESPA-300 probe. Image size 3 µm。
ラメラ凝集:シリコン上のポリジエチルシロキサン(PDES)の明瞭なラメラ凝集が観察されました。
RTESPAプローブ、タッピングモード(ScanAsyst Plus使用)。画像サイズ90 x 90 μm。
SRAMの表面形状測定:スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)サンプルの表面構造。
TESPAプローブ、ScanAsyst Plus、TappingMode。画像サイズ20 µm。