結晶学アプリケーション用の検出器には、感度、スピード、ダイナミックレンジ、分解能、そして検出器サイズのユニークな組み合わせが必要です。ブルカーは、PHOTON IIIシリーズで複数のサイズの検出器を提供しています。PHOTON IIIおよびPHOTON IIディテクターは、超高輝度X線源を最大限に活用することができます。
その革新的検出器はD8 QUEST ECO、D8 QUEST、D8 VENTUREの全てで利用可能です。当社単結晶X線構造解析向け検出器は全て空冷であり、使いやすく信頼性が高く、長期3年の無償保証期間が付いています。
新しい PHOTON III シリーズは、最高の感度とダイナミック レンジを実現するために、フォトン カウンティングとチャージインテグレーション法の両方をサポートする最初のピクセル アレイ検出器です。数ミリ幅のデッドエリア(不感帯)もチャージシェアリングノイズもない PHOTON III 検出器は、実験室系において究極の高品質データを提供します。
各検出器の有効検出領域は、アプリケーションのニーズに合わせて最高のパフォーマンスをラボにもたらすように設計されています。
論文発表に使用する最高の結晶構造データを得るには検出器が高いS/Nを持ち、正確な反射強度を出力する必要があります。
PHOTON IIIはそのような条件に完全に適合しており、世界初のミックスモードを搭載しています。ミックスモード検出というのはフォトンカウンティングとシグナル積分を同時に組み合わせることであり、極めて弱い反射から強い反射まで非常に正確にその強度をとらえることができます。HPC(ハイブリッドピクセルアレイ検出器)と呼ばれるような従来のフォトンカウンティング型の検出器は反射強度に対する検出出力の線形性が非常に低く、それゆえ、高強度反射に対しては限定的にしか検出できず、データの質を悪くする一因となっています。
ミックスモード採用のPHOTON III検出器は、ノイズを排除し、最高の直線性を実現し、最も困難なサンプルに対して最高品質のデータを保証します。
PHOTON IIIは3つのサイズから選択可能です。ブルカーでは、1つのサイズで全てのアプリケーションをカバーすることはできないと考えるからです。検出器の有効検出面積は、お客様のアプリケーションのニーズに合わせて最高のパフォーマンスを発揮できるように設計されています。
PHOTON II 検出器には 2 つのサイズがあります。 PHOTON II 7 の有効検出面積は 7 × 10 cm2 で、PHOTON II 14 には 10 × 14 cm2 センサーが搭載されています。 D8 QUEST ECO、D8 QUEST、D8 VENTURE は、これらの検出器を利用しています。
PHOTON III 7
PHOTON III 14
PHOTON III 28
PHOTON III Sensor