優れたデータを
常にどなたでも
AutoCalibrateは、いくつかの重要なパラメーターを監視しており、ユーザーが常に優れたデータを取得できるようにします。 ユーザーはこのパラメータによって、実験で最高のS/N、最小のアーティファクト、最高の分解能を得ることができます。 AutoCalibrateは、実行するサンプルの種類に関係なく、全てのユーザーが使用できます。 チェックされるパラメータは、ほぼ全てのNMR実験で使用されるグローバルパラメーターです。
優れたNMRデータを生成するための重要な要素
AutoCalibrateの目的は、TopSpinまたはIconNMRのどちらを使用していても、また、初心者や熟練者であるかどうかに関わらず、全てのユーザーが優れたデータを生成できるようにすることです。
パルスキャリブレーション
プロトンとカーボンのパルス長を維持することで、収集された大多数のNMRデータが、最高のS/N比と最小のアーティファクトで取得されていることを保証します。 パルス長のチェックはAutoCalibrateで自動化されており、パルステーブルを更新したり、更新情報をレポート形式で毎日出力することもできます。 寝ている間に校正が行われ、目覚めるとパルスキャリブレーションが完了しています。 非常に簡便です。
温度校正
温度を一定かつ正確に保つことで、化学シフトが安定し、複雑なスペクトルでもアーティファクトが少なくなります。 AutoCalibrateは、適切な流量に設定し、ヒーター出力を校正し、温度の補正を行います。
シムキャリブレーション
AutoCalibrate標準サンプルに対して、ベースとなる3Dシムプロットを作成することで、ユーザーのサンプルの1Dシミングをより迅速かつ正確に行い、トラブルシューティング情報を得ることができます。
定量
AutoCalibrateサンプルには、非常に正確な量(具体的には0.5mM)のDSSが含まれています。 この試料を用いて、qNMRの信号応答を確認し、精度が定まるように校正することができます。
Parameter | Behavior |
プロトン 90° パルス |
水信号を用いて、AutoCalibrateを5点で実行して最適な360°パルスを決定し、Prosolテーブルから期待される360°パルスと比較します。
|
13C 90° パルス |
DSS の13Cサテライトシグナルを使用したAutoCalibrateは、3点で実行して最適な90°パルスを決定し、Prosolテーブルから予想される90°パルスと比較します。
|
パラメーター | 動作 |
温度 298K |
測定された温度が298Kから0.1K以上乖離している場合は、測定された開始温度とその開始温度+5Kを使用して新しい温度較正曲線がつくられます。 |
パラメーター | 動作 |
3D シミング |
AutoCalibrateは、3Dシムを実行します。 シムが成功したことを確認するために、線幅をテストした後、良いシムファイルを保存します。
|
パラメーター |
動作 |
qNMR テスト |
AutoCalibrateでは、パラメータセットPROF1Hを使ってDSSの濃度を測定し、0.5mMとなることを確認します。 その後、ERETIC IIルーチンとパラメータセットPROF1Hを使用して未知の濃度の試料を測定します。
|
ブルカーは、最初のお問い合わせから評価、据え付け、その後装置が寿命を迎えるまでの購入サイクル全体を通して、お客様に比類のないサポートを提供することをお約束します。
LabScapeの保守契約、On-Site、On-DemandおよびEnhance Your Labは、現在の実験室に適した保守とサービスを行うために、新しいアプローチを提供するよう設計されています。