NanoTracker 2は、研究向け倒立型光学顕微鏡をベースとした光ピンセットシステムであり、マニピュレーション、フォース計測、3次元トラッキングを高精度で実施できるよう設計されています。
nmスケールの精度とフェムトニュートンの分解能でリアルタイムにてサンプルを制御、操作、観察する能力を持つ、数μmから30nmまでの粒子をトラップして追跡することが可能です。
ナノトラッカー2は、数μmから30nmまでの粒子を捕捉・追跡し、ナノメートルの精度とフェムトニュートンの分解能でリアルタイムにサンプルを制御・操作・観察することができます。
NanoTracker テクノロジーは、粒子と細胞の相互作用を正確に定量化し、再現性のある測定を提供します。この装置は、単一分子の力学に関する正確な情報を提供し、単一分子の接着性、弾性、剛性などの力学的特性の測定にも使用できます。
左の動画では、共焦点走査顕微鏡と光学的粒子操作を組み合わせています。
装置は最小レベルのフォース検出および、最高精度での粒子/分子マニピュレーションを行えるよう設計されています。また、特別仕様の安定化レーザーと新設計のヘッド部内蔵検出エレクトロニクスにより、ノイズレベルを劇的に低減しました。さらに、光路折り曲げ式のコンパクトなレーザービーム光源の採用により、ドリフトの影響を受けにくいシステムとしました。
ダブルビームまたはマルチビーム構成や、サンプルポジショニングの粗動、高精細制御機構により、柔軟な運用環境をご提供します。ビームステアリングオプションとして、新開発のピエゾミラー(pivot-point piezo-driven mirror)や高速音響光学偏向器(AOD)など取り揃えており、ご用途に合わせた選択が可能です。
サンプル位置を制御するオプションも充実しており、例えば特別仕様のピエゾ式サンプルステージ(クローズドループ)を装備することで極めて精密な位置設定が可能になります。加えて、光トラップは個々に操作することができ、サンプルの中を3次元的に位置制御することが可能です。さらに、レーザー出力を光トラップ毎に個別制御することも可能となっています。このような装置の自由度は、様々な実験アッセイや実験形式を可能としています。
1つのレーザー光源から偏光分離により2つの光トラップを生成していますので、同時に2トラップを制御できます。このため、ドリフトに対しシステムは非常に安定します。
NanoTracker 2の新しい後焦点面干渉方式検出モジュールは、光トラップ1つに対し1つの検出ユニットを装備しています。光トラップ検出器は独立した2つのダイオードシステムで構成されており、1つは捕捉されたビーズの水平変位(XY)、もう1つはその光軸方向変位(Z)を検出します。ソフトウェア制御の調光フィルターなどを併用することにより、検出器の全てのダイナミックレンジを使用することが可能になります。そのため、どのビーズタイプ、レーザー強度、及びレーザー分割比を選択した場合でも、最高の感度を得ることができます。
精密なフォース測定において重要なのは、正確なトラップキャリブレーションと、低い位置決めノイズ、そしてトラップ剛性が観察域広範囲で一定であることです。新開発の正確かつ自由度の高いトラップキャリブレーションソフトウェアを用いれば、ボタン一つの操作でビーズサイズや水溶液の粘度に影響されることなく、較正を実行することが可能です。トラップ信号同士のクロストークも劇的に低減されています。
BrukerのBioAfMは生命科学および生物物理学の研究者が細胞の力学および付着、メカノ生物学、細胞細胞および細胞表面相互作用、細胞の動態および細胞形態の分野で彼らの調査をさらに促進することを可能にする。これらのアプリケーションのいくつかを示す画像のギャラリーを収集しました。
光学システム/付属品、電気化学ソリューション、電気サンプル特性評価、環境制御オプション、ソフトウェアモジュール、温度制御、音響および振動分離ソリューションなど。Brukerは、サンプル条件を制御し、実験を成功に導く最適なアクセサリを各種取り揃えております。
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