ブルカーバイオAFM NanoWizard® ULTRA Speed 3 は、高速かつ高性能を実現し、前例のない1,400ライン/秒というスキャン速度と高度な自動化機能を1台に統合しています。この装置は、高度な光学顕微鏡や超解像技術とシームレスに組み合わせ、広範なソフトマテリアルから生体試料まで包括的なナノメカニカル特性評価を可能にします。自動化された高速スキャンと分析機能により、光学画像データと相関性のある詳細な評価が実現され、スループットが最大化され、卓越したパフォーマンスが得られます。
最新の自動化機能は、システムパラメータのセットアップ、アライメント、再調整を完全に自動化し、シングルクリックでの自動化されたカンチレバーと光学画像のキャリブレーションを提供しています。その他にも、自動化された高画素マッピングとイメージング、新機能DynAsystによるスキャンパラメータの自動調整、表面ラフネスの大きなサンプルに対する高速自動スキャンなど、クラス最高の自動化機能が搭載されています。
これにより、最新の自動化機能が一連の実験において新たな可能性を切り開き、これまで以上の感度、信頼性、再現性が提供されます。
NanoWizard ULTRA Speed 3 に搭載された新機能:
簡単操作、スループット向上のための完全に自動化されたシステムパラメータのセットアップ
優れた表面トラッキングのための最高のフィードバック帯域幅、チップスキャン動作における比類ない安定性に向けたBruker独自の3D加速度センサーとフィードフォワード技術
ダイナミックアシスト機能(DynAsyst):タッピン グモード™ でのスキャンパラメータの自動調整と最適化
スタンドアローン操作用の内部 LED 照明
カンチレバー用の QR コード リーダー(Bruker事前校正済みカンチレバーのパラメータ をスキャンして自動的に設定します。)
高度なデータ解析ソフトウェア
Morphology: 新しいソフトウェア機能DynAsystと改良されたDynamic PIDにより、壊れやすく、固定されていない試料の表面形状を高速かつ低荷重で簡単に計測できます。
Dynamics: 1,400ライン/秒のスキャン速度により、動的プロセスをリアルタイムで可視化できます。
Nanomechanics: ナノスケール生体力学特性の高速、ラベルフリー、マルチパラメーター評価。
Microrheology:革新的なセンサー技術を搭載した高速Zスキャナー(オプション)を追加することで、再現性の高いフォースカーブを最高速度で生成し、マイクロレオロジー測定の周波数範囲を大幅に拡大します。
NanoWizard ULTRA Speed 3は、高速AFMスキャン機能を提供することで、高度な光学技術と組み合わせることができるベンチマーク標準を設定します。 そのチップスキャナー技術は、従来のAFMでは達成できなかったスキャン速度を実現します。
ナノスケールの構造解析とナノメカニカル特性評価は、分子、単細胞、細胞レベルでの機能性についての重要な洞察をもたらします。
NanoWizard ULTRA Speed 3は、スピード、自動化、高精度と使いやすさを兼ね備えています。これまでになく簡単に高精度の結果を得ることができ、多くの新しいアプリケーションや画期的な科学的発見への道を開きます。
タンパク質分子のダイナミクスや細胞メカニズム可視化や反応速度論的な定量化により、我々の基本的な生物学的プロセスの理解は大きく前進します。ULTRA Speed 3は、高度な光学系と連携して、in-situダイナミクスのマルチパラメータ観察を可能にします。
迅速な結果と高い生産性
BioAFM 分野における先駆的研究の集大成である NanoWizard ULTRA Speed 3 には、最先端のイノベーションと多くの新しい高度な機能が組み込まれています。その高度な自動化、スピード、機能性はクラス最高の能力を発揮し、測定可能なサンプル数とポジション数を大幅に増加させました。
ULTRA Speed 3 は、直感的なユーザー インターフェイス、カスタマイズされたお気に入りのワークフロー、および画面上のコンテキストヘルプを備えており、マルチユーザー環境にとって理想的な選択肢です。
そして、自動化された手順により、専門家も経験の浅いユーザーも同様に最高品質のデータを繰り返し測定できます。 付属の高度なデータ処理ソフトウェアを使用すると、ユーザーは時系列データ内の特定の場所、チャネル、個々のフレームにある数千の画像を簡単に参照できます。これらの画像はすべて HDF5形式で効率的に保存されています。
また、個別に処理されたデータ ファイル、画像ビデオ、断面やヒストグラムからの数値データなど、さまざまな出力形式を自動的かつ同時にエクスポートできます。
DynAsyst: タッピングモードでの自動パラメータ調整
PeakForce Tapping® with ScanAsyst®: 高速かつ簡単な高解
像度イメージングのゴールドスタンダードPeakForce-QI™: PeakForce Tapping と QI モードの共生により、非常にデリケートなサンプルのためのスピードと
高度な力制御を実現します。ExperimentPlanner: 複雑な実験を自動的に実行できる簡
易プログラムExperimentControl: あらゆるデバイスのブラウザーで長期ラボ実験を遠隔モニタリング
メカノバイオロジー解析の強化
NanoWizard ULTRA Speed 3 は、単一分子から単一細胞、さらには幅広いソフトマテリアルのナノメカニカル特性を研究するために複数の機械特性評価モードの利用が可能です。それらのモードにより、柔らかく困難なサンプルの構造、メカノバイオロジー、ダイナミクスの研究が可能です。Peak-Force-QI、PeakForce QNM®、QI Advanced などのオプションのモードを使用して、高解像度イメージングとヤング率、接着、散逸、変形などの定量的ナノメカニカル特性評価が実行できます。
NestedScannerの新しいマイクロレオロジー機能は、複数のZピエゾの動作を拡張し、粘弾性特性の高速分析を可能にします。Zピエゾの使用を最適化することで、高さ8μmまでの急峻な表面構造(例えば、生きた細胞、バクテリア、タイトジャンクション)の高速・高解像度イメージングがより簡単にできるようになりました。
新しいSmartMapping機能
新しいSmartMapping機能により、ユーザーが定義した複数の2Dフォースマップを柔軟に選択することができます。多数の関心領域(ROI)を事前に選択し、XYおよびZモーターとピエゾスキャナーの組み合わせにより、広いサンプル領域を系統的に調べることができます。
相関顕微鏡測定法の新たな基準
NanoWizard ULTRA Speed 3 は、高度な光学技術にシームレスに統合でき、簡易な自動化機能により、光学画像との連携が非常にスムーズに扱えます。
画期的な発見に向けて
分子反応や細胞-細胞、細胞-基板表面の相互作用をリアルタイムで引き起こし、制御し、観察する能力は、基本的な生物学的メカニズムや化学的・物理的プロセスの理解を大幅に向上させることができます。
NanoWizard ULTRA Speed 3 integrates seamlessly into advanced optics:
新しいVortis2.2コントローラーは、高速性はもちろん、低ノイズDAC、高精度位置センサー読み出し技術を備えており、新たな測定性能を提供します。また、高度なフィードフォワード制御、高性能データ処理、演算アルゴリズムのための新しい独自の3D加速度センサー技術が新たに搭載されました。 最新のFPGAテクノロジーとデュアルコアPower PCが、ベンチマークとなるデータ処理速度を達成します。そして、パッシブ冷却により、音響ノイズが低減され、多数のフィードバック・モードと強力なHVアンプ・モジュールが高速測定を可能にします。
NanoWizard ULTRA Speed 3は、現在市販されているAFMの中で最も広範なアクセサリーとモードの使用が可能で、測定対象のアプリケーションと実験の範囲を大幅に広げます。特に温度やガス/流体交換モジュールなどの灌流を含めた環境制御オプションや電気化学オプションは、複雑な現象の系統的に制御された研究を可能にします。
ブルカーのキャリブレーション済みのカンチレバー特性は、新しいQRコードリーダーオプションを使用することで、ワンクリックでAFM測定環境に自動的にセットされ、実験の初期ステップを大幅に簡素化することができます。
温度制御オプション:
灌流セルオプション:
広範なオプション
ステージオプション
Bruker offers an extensive range of BioAFM system add-ons, accessories, and modes to deliver maximum experimental and sample control, superior versatility, and enhanced useability. These options extend the range of applications and experiments supported by Bruker BioAFMs far beyond what is possible with any other BioAFM system on the market today.
Available options include optical systems/accessories, electrochemistry solutions, electrical sample characterization, environmental control options, software modules, temperature control, acoustic and vibration isolation solutions, and more.
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Our webinars cover best practices, introduce new products, provide quick solutions to tricky questions, and offer ideas for new applications, modes, or techniques.
Stefania A. Mari, Daniel J. Müller Lab. ETHZ, Basel, Switzerland
Assoc. Prof. Clemens Franz, WPI NanoLSI, Kanazawa University, Japan
Dr. Javier Tamayo, Bionanomechanics Lab., CSIC, IMN, Madrid, Spain