B.I. QUANT-UR

尿の代謝物分析は、非常に複雑な尿の分析であっても、幅広い栄養素、薬物、環境汚染物質の代謝経路を尿から特定できるため、特に価値があり、情報量も豊富です。臨床研究における大規模コホートのサンプルには、最高の情報量と再現性を備えた測定および解析が可能な自動化されたソリューションが求められます。

ブルカーのAvance® IVDr（in vitro診断研究）プラットフォームのB.I.QUANT-UR™モジュールは、現在、臨床およびトランスレーショナルリサーチにおいて大きな可能性が示されている正確で高感度、完全に再現性のある結果を提供します。

新しいバージョンのB.I.QUANT-UR 1.1では、ルーチンおよびバリデーションのパラメータが改善され、より多くの陽性検出が可能となりました。生データの濃度と品質評価パラメータの組み合わせが利用可能なため、LOD以下でも信頼性の高い定量結果を得ることができます。

特長

B.I.QUANT-URには3種類のバージョンがあります。

B.I.QUANT-UR b: ベーシック版、ほとんどの人の尿中に存在する50化合物の検出範囲での検出
B.I.QUANT-UR e: 拡張版、検出濃度範囲にある150化合物、生後6ヶ月以上、IEMおよびその他の疾患マーカーを検出
B.I.QUANT-UR neon: 新生児代謝異常スクリーニングの拡張版、検出濃度範囲にある150化合物、疾患マーカーを含み、健康な新生児モデルに対するノンターゲット分類を含む

利点

B.I.QUANT-Urcanは、以下のような研究に使用できます。

疫学
腎臓障害、糖尿病、メタボリックシンドローム、肥満および癌などの頻度の高い疾患
治療を監視し、最適化することが可能
微生物が原因の健康問題
食と環境の健康への影響
個別化された尿中代謝プロファイルで、化合物濃度をモニター
栄養学

Extract of B.I.QUANT-UR 1.1 e ( extended version) Profile characteristic of phenylketonuria with pathological excretion of 3-phenyllactic acid, phenylpyruvic, 4-Hydroxyphenylacetic acid and phenylacetic acid.

B.I.QUANT-UR 1.1 の新機能

最初のレポートページのサマリーには、ブルカーリファレンスデータベースの 95% 範囲外の濃度が検出された代謝物が記載されています。
生データの濃度(r, mmol/L)は計算された濃度であり、常にLODとは独立して与えられます。
シグナル相関(ρ,%)は、線形の代謝物シグナルとシミュレーション結果との一致度を示します。可視的にわかりやすくするために色分けされたフラグが追加されました。
濃度誤差 (Δ,mmol/L) は、代謝物の信号とシミュレーション結果との差の濃度換算値です。
総合的な解説ページ
既に利用可能なpdfレポートとxml結果ファイルに加えて、結果はcsv形式で直接保存され、追加の計算のための直接入力も可能

Extract of B.I.QUANT-UR 1.1 e ( extended version) Pathological excretion of 3-Hydroxyglutaric acid characteristic of low excretor patients with glutaric aciduria type I (GA-1)