First & Only GC-HRMS with simultaneous EI and CI

ecTOF

ノンターゲットGC/MS分析において少ない時間と労力で未知物質を確実に同定

EIとCIを同時に行えるデュアル   イオン化GC-HRMS

すべてを 1 回の分析で
NIST検索可能なフラグメント情報(EI)と分子イオン情報(CI)の両方を1度のクロマトグラフィー分析で取得でき、両者は完全にアラインメントされています。
スピードアップ
装置のダウンタイムを無くし解析に掛かる時間も短縮化されます
正しい理解
信頼性の高い化合物同定による候補数と誤同定の低減

比類ないEI性能とCI性能の組み合わせ

ecTOFは、1 回のGC分析でEI(電子イオン化)とCI(化学イオン化)の正確なスペクトル情報を同時に取り込める世界初のGC-HRMSです。

ecTOFでは、EIをGC/MSのイオン化メソッドのゴールドスタンダードとして維持すると同時に、同じGC分析でCIを第2のイオン源として用いることで追加の分子イオン情報が得られます。

新型CIイオン源はヘリカル共振器型プラズマ(HRP)に基づいており、分析対象物のイオン化プロセスの最適な制御、高感度、メンテナンスの軽減が実現します。ハードウェアを変更することなく4種類のCI反応イオンを使用できるため、幅広い化合物クラスのイオン化プロセスを最適化することができます。

高分解能飛行時間型質量分析計(TOFMS)によって高分解能、高精度な質量スペクトル情報が高速で得られるecTOFは、GC/MSによる化合物同定に最適なシステムです。

化合物の同定を簡素化し、確実性を向上

  • EIとCIを同時に使用してNISTに準拠したフラグメントと分子イオンの情報を効率的に得られる、世界初で唯一のGC-HRMS
  • メンテナンスの手間が少ない新型の中圧HRP CIイオン源
  • 反応イオンの自動切り替えによって4種類のCI反応イオン(N2H+、H3O+、H(H2O)n+、NH4+)が選択可能
  • 完全にアラインメントされたEIデータとCIデータのシームレスなデータ処理

 

「EIとソフトイオン化を同時に行うことにより、ノンターゲット分析ワークフローと未知物質の同定に革命がもたらされます。このことは、すべてのGC-MSベースのノンターゲットアプリケーションにおいて、まさに画期的です。」

Dr. Thomas Letzel, CEO of AFIN-TS, Germany

GC/MSベースの未知物質の同定における現在の障壁を克服

EIによるフラグメントデータのみを使用する従来のGC/MSセットアップでは、フラグメント化の特異性が低い、分子イオン情報が欠落している、さらにリファレンスライブラリーに化合物が存在しないなどの理由で、NISTライブラリー検索による未知物質の同定が曖昧になるという問題があります。

化合物の同定の確実性を高めるには、分子イオン情報の追加が必要です。一般的な装置では、ハードウェアのイオン源切り替えと再度のGC分析が必要であるため、装置性能に関するリスク、複雑なデータアライメント、時間のロスが生じます。

ecTOFでは、一体化されたCIイオン源により一度のGC分析で正確な分子量と元素組成が得られ、EIフラグメントデータ及び分子イオン情報が追加されます。これにより、未知化合物同定の確実性が向上します。

Principle of operation of the GC-ecTOF

必要な信頼性とスピードをすべて実現:ecTOFは、GCベースのノンターゲット分析においてまさに画期的な装置です。

  • 未知物質同定と誤検出低減のための卓越したレベルの信頼性
  • シンプルで使いやすい:ハードウェアの変更やその後の面倒なデータアライメントが不要で、EIまたはCIによる複数回の分析やイオン源の切り替えも不要
  • 1 回のGC分析で、同じ化合物のEIピークとCIピークが完全に一致。データアライメント手順が不要です。
  • (統計的)ノンターゲット分析における高いサンプルスループット
  • 反応試薬自動切り替えによる幅広いCI試薬の選択性(N2H+、H3O+、H(H2O)n+、NH4+)を利用して、幅広い化合物に対するイオン化の柔軟性を最大化。プラズマベースの「メンテナンス不要」CIイオン源により、信号強度の低下とイオン源汚染を大幅に回避可能(電極やフィラメントの摩耗もありません)
  • イオン源の交換、装置の損傷やメンテナンスによるダウンタイムの問題を解消
  • グリーンケミストリー:消耗品(溶媒、キャリアガス、カラムなど)の削減、消費電力の削減、H2キャリアガス適合性

ターゲットアプリケーション、ノンターゲットアプリケーションに向けた多次元分析

ecTOFは、揮発性化合物および半揮発性化合物のサスペクトおよびノンターゲットGC/MS分析において重要な役割を果たします。特に複雑なサンプルの場合や標準物質がない場合に、未知化合物の同定の信頼性が大幅に向上します。そのため、ecTOFは幅広いアプリケーション分野で使用されています。

  • 環境モニタリングおよび調査:廃水・土壌の分析、PFAS、大気モニタリング、繊維産業における排出物
  • 食品、風味・香味料:認証検査、ビーガンフード、フレーバープロファイル、食品の品質
  • 化学物質、燃料、電池:工業プロセスのモニタリングおよび製品の最適化
  • 医薬品探索およびメタボロミクス研究

お客様の具体的なアプリケーションについてご相談に応じ、ecTOF がお客様のラボにどのようなメリットをもたらすかについて、より詳しい情報を提供いたします。

「ecTOFは、環境中のVOCの直接検出および詳細な化学種判定を同時に行えるソリューションを提供します。」

Megan Claflin, Ph.D., Principal Scientist, Aerodyne Research, USA

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