ONETソフトウェアは、ブラウザベースのウェブインターフェース(WebUI)を経由してアクセスするサーバーアプリケーションで、世界のどこからでもFT-NIR機器のネットワークを構築、管理し、制御することが可能です。
ローカルスペクトロメータで測定されるすべてのデータは、一元的に保存されます。ただし、すべてのデータおよび必要なファイルはローカルでも利用でき、ネットワークが一時的に切断されてもいつでも試料を分析することができます。
FT-NIR分光法は日常業務に従事する人にとって使いやすいことから、品質管理を行う上で極めて重要な手法となっています。しかし、メソッド開発、および大規模な装置ネットワークの管理には困難が伴います。コスト節約の継続的なニーズにより、あらゆる研究施設や製造施設がNIRの専門スタッフを確保することは実質的に不可能です。このため、管理、メソッド開発、およびシステムメンテナンスを一元的に行うことが必要不可欠となっています。
ONETを導入すれば、すべてのメソッドを一元的にセットアップし、配布することができ、ローカルで専門的な技術者を確保したり、トレーニングを実施したりする必要性を抑えることができます。同一のセットアップとキャリブレーションを用いることで、測定手順および結果の整合性を確保できます。監査証跡を通して、製品、メソッド、およびオペレーターの操作について完全な透明性を確保し、常にデータの完全性を保証することができます。
キャリブレーションのアップデートを、社内ネットワーク内のすべての機器に展開したり、あるいは特定のバージョンを限られた数のスペクトロメータに割り当てたりすることができます。こうすることで、必要に応じてローカルな調整を行うことができるグローバルな機器のネットワークを創出することが可能となります。
機器の作動状況は、常に遠隔的にモニタリングすることができ、システムテストを定義して、あらかじめ定められたルーチンに従って実施することができます。
ONETとOPUSのユーザーは、ONETユーザー管理ページで管理することができます。
ネットワーク内のすべてのスペクトロメータ、ならびにそれらの現在の状態が一覧で表示されます。
データタブから、希望する製品の傾向チャートと表がユーザーに提供されます。
主な特長:
新機能:
メリット:
技術情報:
ONETは、ローカルのデータベースに保存されたデータを、サーバー上のセントラルデータベースと同期します。
ONETのソリューションは、以下で構成されています。
一元管理されたサーバー内でのONETのアプリケーション
一元管理されたSQLデータベース
スペクトロメータPC上のローカルONETクライアント
サポートされている分光計システム:
MPA, MPA II, ALPHA II, TANGO, MATRIX-I, MATRIX-F (with OPUS/LAB)
サポートされている言語: 英語, 中国語, フランス語, ドイツ語, スペイン語, ロシア語, ポルトガル語, 日本語, ポーランド語, トルコ語
ネットワーク内のクライアント数は、サーバーのパフォーマンスとネットワークのデータ転送速度によってのみ制限されます。