鋼材における炭素分布のマッピング

二相鋼で取得したCとFeのX線元素分布マップ(サンプル提供:TU Eindhoven)

軽元素は材料の物理的特性に重大な影響を与えるため、炭素含有量と分布の正確な決定は、鉄鋼生産および鉄鋼加工産業にとって大きな関心事です。二相鋼は、2つの相に直接関連する炭素含有量の変動を示す可能性があります:本例では、マルテンサイトは0.3wt.%C、フェライトは0.01wt.%Cを示します。

QUANTAX WDSは軽元素に非常に敏感であるため、これらの軽元素の微量元素の変動を最短時間でマッピングするための完璧な分析ツールです。本マップはわずか5分以内に取得され、緑色(比較的高いC含有量)のマルテンサイトと赤色のフェライト(比較的低いC含有量)を示しています。