単結晶X線回構造解析(SC-XRD)

低温装置

低温で単結晶X線回折データを収集することの利点は、研究者の間で以前から認識されているところです。効率的で信頼性の高い装置が登場していることに加え、低温での測定報告論文がここ数年急増しています。低温で測定する利点は多くあります。通常、300Kから80Kの温度範囲で十分であり、低温測定の広い範囲をカバーします。

  • Cryostream 1000 または 1000 Plus (Oxford Cryosystems)
  • Cobra (Oxford Cryosystems)

80K以下の温度はヘリウムガス使用の以下のモデルで実現可能

  • n-Helix
低温および高温装置

Cryostream 1000 と 1000 Plus

Cryostreamには2つのバージョンがあります。サンプルの冷却(80~400K)用のCryostream 1000 と、高温(80~500K)が必要な方のためのCryostream 1000 Plusです。いずれもD8 QUESTとD8 VENTUREと完全に統合されています。

当社が新たに開発した低温装置取り付け方法は、2シータ方向の制限を避けるために、防X線ケースの天井からマウントする形を採用しています。低温装置のガス用ラインと他のケーブルは、防X線ケースのラビリンスという部分を通る形で設置され、100%のX線安全性を維持しています。

  • 100Kまでの高速クールダウン 
  • 低LN2消費量
  • 結晶温度に影響を与えずにLN2を再充填可能
低温装置

Cobra

Cobraは非液体窒素低温装置で、2つのバージョンがあります。Cobraは80 Kから400 Kの間で温度設定可能で、Cobra Plusはもう少し高温(80 - 500 K)を必要とする場合に適したモデルになっています。どちらのバージョンもD8 QUESTD8 VENTUREと完全に統合されています。

当社が新たに開発した取り付け方法は、2シータ方向の制限を避けるために、防X線ケースの天井からマウントする形を採用しています。低温装置のガス用ラインと他のケーブルは、防X線ケースのラビリンスという部分を通る形で設置され、100%のX線安全性を維持しています。

  • 速い温度降下(100K到達に40min)
  • 0.1 Kの温度安定性

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