Chaperone Compounds
Chaperone Compounds
単結晶X線構造解析(SC-XRD)

有機化合物の共結晶化のためのシャペロン法

この方法により、当社単結晶X線構造解析(SC-XRD)のソリューションを用い、絶対構造決定を含む高品質な3次元構造解析を1時間以内に行うことができます。SC-XRDは非常に高速かつ包括的な手法です。しかし、低分子や柔軟性の高い有機分子の多くは、既存の方法では結晶化できない場合があります。当社が提供する新しいシャペロン法は、非常に効果的な共結晶化を可能にする手法であり、化学者や結晶学者にとって強力な手法になります。

  • シャペロン法は迅速かつ容易に実施可能
  • 数週間ではなく数時間で構造決定が可能 
  • 試料の必要量が少ない 
  • 高品質の試料が得られる
  • 52個の有機化合物をテストしたところ
  • 88%で十分な回折線が得られた 
  • 77%で高分解能X線構造解析に成功 
  • シャペロン化合物の安定性は高い 
  • 結晶内での分析対象物の占有率が~100%であるため、絶対配置の決定にも有利

現在、3種類のシャペロン化合物が利用可能:

  • 1,3,5,7-Tetrakis(2,4-diethoxyphenyl)adamantane (TEO) P/N A30D250
  • 1,3,5,7-Tetrakis(2,4-dimethoxyphenyl)adamantane (TDA) P/N A30D251
  • 1,3,5,7-Tetrakis(2-bromo-4-methoxyphenyl)adamantane (TBro) P/N A30D252

以下も標準で付属:

  • 結晶化用バイアル30個
  • メモリースティックに保存した資料
  • 参考論文リスト

シャペロン法は、結晶化が成功する確率を大幅に高め、絶対構造も含めて有機化合物の単結晶X線構造決定へのアクセスを高め、その迅速な実施を可能にするものです。

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