超高分解能
比類なき汎用性
maXis II は、幅広いアプリケーションにおいて最も要求の厳しい分析課題を解決する性能を備えており、高分解能 LC-QTOF MSとしてその装置性能は市場をリードしています。
全ての分析領域に最適化されたパラメータが同時に提供されます。
ブルカーの超高分解能QTOFテクノロジーは精密質量LC-MS/MSにおける新たな基準です。
モノクローナル抗体のサブユニットなど、インタクトなタンパク質のアミノ酸配列を分析するElectron-Transfer Dissociation(ETD)オプションも備えています。
さらに、抗体-薬物複合体を含むネイティブ状態のタンパク質も測定することができます。
抗体の特性評価 - インタクトおよびサブユニット分析
向上した分解能と質量精度により、モノクローナル抗体の軽鎖と重鎖のモノアイソトピック質量をLCタイムスケールで高精度かつ正確に測定し、製品の同一性の自動確認と不純物の検出を可能にします。優れた生データ品質により、時間とコストをかけて抗体の酵素消化やペプチドマッピングを行うことなく、バイオ医薬品の特性評価における修飾(脱アミド化を含む)を迅速かつ容易に検出することができます。
ネイティブ質量分析 (オプション)
ハイマス・オプションは、調整可能な Funnel 1 圧力と maXis II のインソース CID を組み合わせることで、他のパフォーマンスを犠牲にすることなく、ネイティブ状態の分析物の効率的な脱溶媒とイオン化を可能にします。これにより、高分子量タンパク質や抗体-薬物複合体を含むタンパク質複合体の構造解析など、ネイティブ MS や高質量ワークフローを簡単に行うことが出来ます。
複合タンパク質混合物
maXis II は、UPLC 速度で5 桁のダイナミックレンジを提供し、複雑で高バックグランドなマトリックス中のタンパク質混合物の分析を可能にします。例えば、未希釈血清サンプルの35分間分析で、1000以上のプロテオフォームが検出されます。
堅牢な LC-ETD 能力
(新しいnCIソースとガス濃縮装置(オプション)を使用)。トップダウンのMW測定とLC-ETDによるペプチド配列データにより、モノクローナル抗体の修飾位置を迅速に決定することができます。
研究用にのみ使用できます。臨床診断には使用できません。