fleXmatrix® キットは、MALDIイメージングで使用するマトリックス溶液を簡便に調製することができます。使いやすい少量サイズのfleXmatrix® は、サンプル調製を簡略化し、スピードアップします。
脂質、ペプチド、タンパク質のMALDIイメージング分析、さらにMALDI-2ポストイオン化分析に特化したマトリックスなど、さまざまなキットが用意されています。
高純度なfleXmatrix® は、サンプルや装置の汚染を防ぎ、ラボのワークフローを簡略化し、稼働時間を最大化します。分注されているため調製が容易で、fleXmatrix® は短時間の超音波処理で迅速に溶解します。
fleXmatrix®はIntelliSlides® の使用に最適で、ブルカーのMALDIイメージングプラットフォームのすべてで使用できます。信頼性の高いMALDIイオン化を実現にするとともに、MALDI分析後に組織サンプルから簡単に除去することができるため、組織学的染色などのアプリケーションが可能です。
MALDIターゲット
最も簡単な自動化のための実証されたAnchorChipテクノロジー、さらに96、384、1536スポットジオメトリで利用可能な標準フォーマットなど、様々なMALDIターゲットをご用意しています。
IntelliSlides®
標識済みのIntelliSlides® は、ブルカーのMALDIイメージング装置のすべての実験準備を合理化し、簡略化します。
IntelliSlides® は、汚染の原因となる可能性のあるものを避けるため、一回限りの消耗品です。信頼性の高いMALDIイオン化のためのすべての要件を満たしています。導電性スライドの表面に刻印された登録マークが、MALDI装置内で直線上なるようにサンプルをどこに置くべきかを示します。また、シリアル番号とバーコードによりサンプルの追跡が簡単になるだけでなく、組織学的手法や顕微鏡観察にも互換性があります。
自動画像取得は、FleXimaging 5.1以上のブルカーtimsTOF fleXとrapifleX® プラットフォームで利用可能です。
SpatialOMx® の促進
timsTOF fleXを用いたSpatialOMx® ワークフローでは、MALDIイメージングにより組織切片全体における分子の分布をマッピングすることで関心のある領域を特定し、X-Omics分析を特定の細胞集団に集中させます。
IntelliSlides® を使用したtimsTOF fleX上での画像登録は、ボタンに触れるだけで自動的に行われます。ターゲットサンプルを素早くTimesTOF fleXレーザー光学系に合わせることで、ワークフローのセットアップは3分で完了し、迅速かつ正確な分析が可能になります。
組織学的解析との互換性
IntelliSlides® は、ヘマトキシリンエオジン染色などの一般的な組織学的染色方法や手順と互換性があります。刻印登録マーク(teach marks)は溶媒に解けず、測定したMALDIデータセットと測定後の染色組織像を容易に比較できます。
実績のあるAnchorChipテクノロジーによるコアラボの柔軟性 当社のAnchorChipターゲットは、よく知られたMTPフォーマットの96、384、1536のターゲットスポット形状に対して、位置精度と感度を向上させることができます。自動化機能が組み込まれており、MALDI TOF分析で最高の質量精度を得るために、校正スポットによる外部近接校正が可能です。
研究用にのみ使用できます。臨床診断には使用できません。