DART-MS

DART-OS

サンプル前処理をほとんど必要とせずに、気体、液体、固体を迅速にネイティブな状態でサンプリングするためのシンプルで便利なイオン化。

迅速かつ柔軟

どこでも必要な場所で行えるDART-MS

ラボの内外を問わず、ほとんどの主要ベンダーの質量分析計で使用できるベーシックなイオン源

迅速
質量分析測定を数秒で完了します。
柔軟
数秒で開放型イオン化モジュールに切り替えて、錠剤、植物材料、その他の表面を分析できます。
簡単
OpenSpot® カードにサンプルをスポットし、カードをスロットに差し込み、数秒でスキャンして廃棄します。溶媒もバイアルも不要です。
多用途
簡単なドーパント法を使用して、難しいサンプルにも対応できます。

DART-OSにより、どこでも迅速かつ効率的なDART-MSが行えます。

DART-OS
DART-OSは化合物を迅速で簡単、かつ正確に分析できるように設計されており、DARTイオン源とサンプルの汚染を最小限に抑えられる閉鎖型イオン化モジュールであるOpenSpot®とを組み合わせたものです。OpenSpot® サンプルカードを使用することでサンプルの輸送が容易になり、再現性のあるサンプリングを確実にし、定量性能を最大限に向上します。

DART-OSの仕組み
様々な種類のサンプルに対応する非常にシンプルなワークフローを用います。測定は以下の手順で数秒で完了します。

 

  • システムを起動する - イオン源のスイッチを入れ、VAPURポンプを起動します
  • OpenSpot® サンプルカードのマーク部分にサンプルをスポットする
  • カードをシステムに導入すると、サンプルが分析に必要な位置に正確にセットされます
  • スキャン – 加熱キャリアガスがサンプルを通過します(透過モードDART)
  • カードを取り除いて廃棄します

DART-OSには溶媒やバイアルが不要です。可動部品がなく、ハードウェアがシンプルであるため、すべてのLC/MSに素早く取り付け/取り外しができ、いつでも開放型イオン化モジュールに切り替えることができます。難しいサンプルに対しては、誘導体化・イオン化のためのドーパント法を簡単に導入可能です。

DART-OSを使用することで、必要な場所どこでも迅速かつ効率的に必要なサンプルの質量分析をすることができます。

これまで到達できなかった領域の質量分析に踏み込む

DART-OSにより専門家でないユーザーでも質量分析検出の力を活用できるようになります。

DART-OSはDARTの利点を最も簡単に得られるエントリーモデルです。これにより、クロマトグラフィーなしで幅広い分析対象物の分析をシンプルかつ再現性よく行えます。このイオン源は既存の質量分析計に素早く簡単に取り付けられるように設計されています。

  • 結果までのスピード:迅速に結果を得ることが重要なアプリケーションにおいて、DART-MSは最高のパフォーマンスが得られます。
  • 迅速な分析:高速な質量分析測定 
  • アクセスしやすいテクノロジー:使いやすい(サンプル調製がほぼ不要!)

スピードと汎用性を兼ね備えたDART-OSを使用することで、ラボでも現場でも幅広いアプリケーションにわたって有用な情報が得られます。

  • 法医学:例えば錠剤やカプセル中の薬物の直接スクリーニングなど、サンプル前処理を必要とせず、法中毒サンプルの分析に対応
  • 食品・飲料:食品汚染物質など、食品・飲料業界全体にわたって検出されうる様々な化合物の迅速な直接同定に最適
  • 環境:PFAS分析など、複数の化合物をリアルタイムに直接分析
  • 工業ポリマーおよび製造:検査および品質管理目的での化合物の直接分析に最適
  • 医薬品:創薬スクリーニングから品質管理に至るまで、リアルタイム直接分析を実現
  • 安全保障:爆発物検出や発砲残渣の分析など、サンプル前処理を必要としない重要用途での直接分析

DART-MS アプリケーション