[米国カリフォルニア州サンタバーバラ、2024年12月2日発]
2024 MRS Fall Meeting & Exhibitでブルカー・コーポレーション(Nasdaq: BRKR)はDimension Nexus™ 原子間力顕微鏡(AFM)の発売を発表しました。Dimension Nexusは、業界をリードするDimension® AFMシリーズの新製品です。同シリーズは世界中で累計4600台以上のシステムが設置されています。最新世代のNanoScope® 6コントローラを搭載したこの新しいAFMは、ブルカー独自のPeakForce Tapping® テクノロジーと50以上のAFMモードへの幅広いアクセスを提供します。Dimension Nexusのアップグレード性と強化された使いやすさは、成長するラボとマルチユーザー施設の両方のニーズに対して、最適な性能と価値をお届けします。
Dimension Nexus原子間力顕微鏡(右)と最新世代のNanoScope 6コントローラ(左)
シェフィールド大学のヘンリー・ロイス・ナノキャラクタリゼーション研究所の責任者であるアリス・パイン博士は、次のように述べています。「私たちは、オープンアクセスのユーザー施設にすでに多くのブルカーAFMを導入しており、学術界と産業界の双方における多くの研究者をサポートできる新技術を常に探しています。特にコンパクトで拡張性に優れたDimension Nexusは、大型試料に対応可能な特長を持ちながら、かつ最新のPeakForce Tappingモードを実行できる点を高く評価しています。これは、AFMの専門知識や用途が多様化する中で、物理的スペースが限られているマルチユーザーラボにとって、大変有益なことと考えます。」
ブルカーのAFM装置担当シニアディレクターであるトーマス・ミューラーは、「Nexusのリリースにより、我々は最新のAFM技術をより多くの研究コミュニティに提供するための重要な一歩を踏み出しました。データ品質、性能、多用途性を兼ね備えたNexusは、優れたAFMのスターターであると同時に、AFMラボを充実させるのに最適な製品です。」とコメントしています。
※本資料は2024年12月2日(現地時間)に米国ブルカーコーポレーションが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記をご参照下さい。
Dimension Nexusは、数十年にわたるAFM技術革新の利点を生かし、卓越した価値を提供します。低ドリフト、低ノイズのオープンアーキテクチャーシステムにより、ルーチン実験からカスタム実験まで高品質なデータ収集が可能です。ブルカー独自のScanAsyst® テクノロジーと組み合わされた高速NanoScope 6コントローラは、これまでにない使いやすさを実現しています。この小型で多用途なシステムは、ハイスループットなマルチサイト分析のためのプログラマブルステージにより生産性を向上させます。さらに、Dimension Nexusは、粘弾性測定のためのAFM-nDMA、機械的特性の高分解能定量マッピングのためのPeakForce QNM® 、ハイパースペクトルイメージングのためのDataCubeモードなど、幅広い独自のモードをサポートしています。
ブルカーのテクノロジーにより、科学者やエンジニアの皆様が、ポストゲノムの画期的な発見をし、人間の生活の質を向上させる新しいアプリケーションを開発することに貢献できるよう、様々な装置ラインナップを取り揃えワールドワイドにてベストソリューションを提供しております。ブルカーの高性能科学機器と価値の高い分析・診断ソリューションにより、科学者は分子、細胞、顕微鏡レベルで生命と物質を探求することができます。ブルカーはお客様との緊密な協力のもと、ポストゲノム生命科学の分子生物学および細胞生物学研究、応用およびバイオ医薬品アプリケーション、顕微鏡およびナノ分析、ならびに産業およびクリーンテック研究、AIをサポートする次世代半導体計測において、イノベーション、生産性の向上、お客様の成功を実現しています。ブルカーは、前臨床イメージング、臨床フェノミクス研究、プロテオミクスおよびマルチオミクス、空間および単一細胞生物学、機能構造および凝縮生物学、ならびに臨床微生物学および分子診断学において、差別化された価値の高いライフサイエンスや検査システムソリューションを提供しています。詳細はwww.bruker.comwww.bruker.comを御覧ください。
<本件に関するお問合せ>
ブルカージャパン株式会社 ナノ表面計測事業部
Tel.03-3523-6361 / Fax.03-3523-6364
Email: Info-nano.BNS.JP@bruker.com