摩擦の基礎ウェビナー ~摩擦物理の基礎から自動車用ブレーキへの応用~
(※本ウェビナーはLive配信のみとなっております。)
<プログラム詳細>
13:30~13:35 開催のご挨拶
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13:35~14:15 【特別講演】 「摩擦の物理の最前線:固着から滑りへの遷移のメカニズム 」
Charles Augustin de Coulomb(1736〜1806)以降、摩擦には、静摩擦と動摩擦の二種類が存在するとされてきた。前者は固着時に、後者は滑り時に現れる摩擦である。しかし、複数の研究グループによる異なる摩擦の精密な実験において、固着時に遅い滑りが観測されている。固着しているのに滑るとは一体どのような状況なのか?固着時に働く静摩擦とは何なのだろうか?本講演では、これらの疑問に答える最新の摩擦理論「動的固着理論」を中心に、接触面に生じる固着から滑りへの遷移のメカニズムを易しく解説する。
横浜国立大学 大学院環境情報研究院 人工環境と情報部門 教授 中野 健 先生
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14:15~14:55 【特別講演】 「陰解法動解析を用いたクリープグローンシミュレーション」
近年、ブレーキ鳴きの解析に複素固有値解析などのFEAシミュレーションが活用され、大きな成果を上げている。しかしながら、これまでブレーキ異音の改善については、実験的な計測データに基づく現象の解明および改善手法が中心であった。我々は、ディスクブレーキの代表的な異音の1つであるクリープグローン音に対して、スティックスリップ現象の観点から、FEAシミュレーションモデルを構築した。今回は、簡易的なバネマスモデルから始まり、サスペンションを考慮したブレーキアッセンブリモデルに至った一連の経緯を説明する。
日清紡ブレーキ株式会社 ソリューション開発部NVH解析課 内山 勝宏 様
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14:55~15:15 「ブレーキ材料評価システムTriboLab HDのご紹介」
自動車用ブレーキパッドは、消費者や安全・環境規制当局の要求する認証を得るため、厳しい試験が要求されている。競争力の維持、新しいエンジンへの対応、環境への配慮のため、常にスピード感を持った新しいブレーキの開発が求められている。
今回は、ブレーキ材料のスクリーニング試験に特化した開発時間の短縮への効果が期待されるTriboLab HD高トルク摩擦材試験機を紹介する。
ブルカージャパン株式会社 ナノ表面計測事業部 長谷川 勇人
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15:15~15:20 クロージング 質疑応答
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<形式>
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<参加費>
無料
2023年5月12日(金)
13:30~15:20(日本時間)
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