通常の多くのNMR測定は自動測定で良好な結果を得られますが、例えばサンプルが不均一な溶液のために、ロックがかかりにくく、分解能が調整しづらい試料などがあります。このような場合には、試料再調製を考慮しながら、丁寧に測定の微調整を行うことで問題を改善することができます。また、よりきれいに溶媒消去をしたい場合や、選択励起測定で照射箇所を決定する場合などにもマニュアル測定は便利です。ここではIconNMRユーザーがすぐに始められるマニュアル測定を紹介します。
2021年6月9日(水)
16:00(日本時間)
マニュアル測定での一通りの測定手順についての知識、自動測定で対処し難いときの対処方法
平野 桐子
バイオスピン事業部 アプリケーション部